白檀の香りとその営みの不思議。香木となる木々はそれぞれに不思議を秘めているようです。
白檀は、高さ六から九メートルの常緑樹なのですが根の先の吸盤を他の植物の根に吸着させ、そこから栄養分や水分を吸収しながら地上では自分の緑葉で光合成を行うという極めて珍しい根半寄生植物。
さらに増殖させるための、ちし木、とり木、根伏せなどの方法が利かず種子による以外、繁殖の方法がないというのも他の多くの植物と違う点です。
このような異端性と白檀の放つ芳香物資成因との間には、なんらかの因果関係・秘密があるのかもしれません。
また、この不思議な木は、紀元前五世紀に書かれたと言われる古代インドの神典に既に登場しており、かなり昔からヒンズ教徒の間で香木として用いられていたことが伺えます。
白檀のなかでもインドマイソール州からとれるものは最高のものです。
その香は古より人々を魅了し鎮静効果もある幸せの木(白檀 )東洋の神秘゜を感じさせる香です。気品ある落ち着いた漂いをお確かめ下さい。
【香りのポイント】
オーソドックスな白檀の香りがメインとなります。
サラッとしたスッキリさがくせになるような香りです。
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